
足立区にある「足立生物園」に行ってきました。

その名の通り、生き物のテーマパークといった雰囲気で、動物・魚・昆虫などさまざまな生き物に出会える場所です。まるでミニ動物園とミニ水族館を合わせたような施設でした。
駐車場は2か所あり、アクセスもしやすい印象です。園の周辺にはブランコや複合遊具などがある公園も併設されていて、子どもたちでとてもにぎやかでした。広場も広く、キッチンカーも来ていたので、ピクニック気分でのんびり過ごすこともできます。
入園と料金

小学生未満は無料だよ~

いよいよ入園。料金は大人300円、子ども150円と、とても良心的です。この価格でこれだけ充実した内容を楽しめるのは驚きでした。
園内は屋内展示だけでなく屋外にも見どころが多く、散策しながら楽しめる構成になっています。
金魚の大水槽

入園してまず目に入るのは、きらびやかな金魚の大水槽。
江戸時代中期に金魚の養殖が盛んになり、庶民の娯楽として定着したそうです。足立区綾瀬でも昭和40年代まで養殖が行われていたとのことで、その歴史を踏まえた展示になっています。色とりどりの金魚が優雅に泳ぐ姿は、ずっと見ていても飽きません。
地下展示室

地下へ降りると「地下展示室」があり、生き物を飼育するために必要な設備や知識など、普段は見られない裏側を垣間見ることができます。研究室のような雰囲気があり、飼育の大変さや工夫を感じられる貴重なエリアです。
観察展示室

次に訪れたのは「観察展示室」。ここでは熱帯魚や砂漠の生き物など、バラエティ豊かな展示が並んでいます。一つ一つの水槽は小さめですが、見せ方が工夫されていて飽きません。下から水槽を覗ける展示もあり、子どもたちが夢中になって見ていました。
砂漠に生きるグンディの展示も印象的で、寄り添っている姿がとても可愛らしかったです。

蝶と金色の蛹

羽化したばかりの蝶の展示もありました。羽をゆっくり動かしながら呼吸を整える様子は生命の神秘そのもの。特に金色の蛹は驚きの美しさで、自然の造形の不思議さを感じました。

金色の蛹がかっこよすぎたのだ!

大温室と巨大ピラルク

大温室の手前には、巨大なピラルクが展示されていました。想像以上の大きさで、水槽越しでもその迫力に圧倒されます。

温室内では、熱帯の蝶が放し飼いにされていて、色とりどりの蝶が舞う光景はとても幻想的。花の蜜を吸う蝶を間近で観察でき、時間を忘れてしまうほどでした。
期間限定「毒の生き物展」

訪れたときには、期間限定で「毒の生き物展」も開催されていました。タランチュラやミドリフグ、カエルなど、少しドキッとする生き物たちが並び、興味深い展示でした。

まとめ
足立生物園は、動物園と水族館、昆虫館の魅力を少しずつ味わえる、家族連れにぴったりのスポットでした。展示の規模は大きすぎず、小さな子どもでも楽しみながら回れるちょうどよさ。金魚の展示や蝶の放し飼いなど、地域の歴史や自然への理解を深められる点も印象的でした。
手頃な入園料で、これだけ多様な生き物と出会える足立生物園。気軽に自然や生き物と触れ合いたい日に、ぜひ訪れてみてほしい場所です。


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